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建物のプランが決まっても、土地が決まらなければ建築はできません。しかし、希望エリアで探しても、土地はなかなか見つからないものです。土地が見つかったとしても、その土地は本当に新居を建てるのに良い土地なのでしょうか？　土地探しのポイントを以下にいくつかまとめてみました。

◆希望エリアを考える

初めから希望するエリアがある場合、まず「なぜそのエリアが良いのか？」という点について明白にしておきましょう。例えば希望の学校区が決まっている、職場に近いところ、ご実家に近いところ、商業施設などの周辺環境が好条件であるところ、など……。

どうしても当初の希望エリアで良い土地が見つからない場合、同じような条件の別エリアを検討することも視野に入れておくべきです。初めは目を向けていなかったところで、好条件の土地に巡り合えるかもしれません。

◆周辺環境を確認する

土地に目星をつけた後は、周辺環境を確認しましょう。

コンビニやスーパー、その他の商業施設との距離も大切ですが、近隣の雰囲気も生活の質に大きな影響を与えます。幼稚園や学校が近い場合は子供の声が聞こえてくるでしょうし、線路の近くでは電車の音がします。工場の近くではにおいが気になってしまうかもしれません。気になる土地があれば、実際に行って周辺を歩いてみることをおすすめします。

土地販売会などのイベントがあれば積極的に参加してみるのが良いでしょう。将来的に新しく道路ができる、拡幅される、数年後には近くに大きな商業施設が建つ計画があるなど、個人では調べにくい話もあるかもしれません。

◆日当たりと風通しを確認する

日当たりや風通しの良さによって、日々の快適さは大きく変わります。玄関やリビングがどの方角を向くか、よく確認しましょう。周辺環境によっては、外からの視線をどうやって遮るかなども考慮しなければならない場合があります。

一般的には「南向きの土地が良い」と言われますが、家族のライフスタイルによってはその限りではありません。日中に不在の時間が多いご家族であれば、「一日中日当たりが良い」という南向きのメリットは薄れてしまいますよね。

自分たちの生活を想像して、不動産会社や建築予定のハウスメーカー・建設会社のスタッフに相談した方が良いでしょう。

～その２につづく～