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[ コラム ]

土地探しのポイントは?~その2~/大分

良さそうな土地が見つかった!

しかし、現地で見えるもの以外にも考慮しなければならない点はまだまだあります。見えないところほど、契約の後ではどうにもできないことが多いので、事前にしっかりと確認しましょう。

 

 

◆土地の安全性を考える

自然災害は避けられないものとはいえ、対策することはできます。希望エリアや気になる土地があった場合は、大分市から公開されているハザードマップを確認してみましょう。土砂災害や洪水が起こった時に、どれくらいの被害が予想されているのか知ることができます。あくまでも予想であり、指定地域から外れているから必ず被害を避けられる、というものではありませんが、安全性を考える一つの目安になるでしょう。

もし希望する土地に安全面での不安があれば、建物の方を対策・強化することで解消できることもあります。

 

 

 

◆土地の法的制限を確認する

土地によっては、地方自治体の規制や制限が設定されている場合があります。これを「用途地域」といいます。住宅に係るところでは「第1種/第2種低層住居専用地域」や「第1種/第2種中高層住居専用地域」などがあります。建てられる建物の高さや面積、種類などの制限により、周辺の街並みが統一されています。例えば「第1種低層住居専用地域」であれば、10~12m以上の建物や店舗などは基本的には建設できません(※一部例外はあります)。閑静な戸建ての住宅街が広がる地域になりますが、家の近くにコンビニやスーパーなどの便利なお店が建つ可能性は少ないでしょう。「第2種中高層住居専用地域」であれば、住宅の他に学校や病院、2階建て以下の小規模な店舗は建設可能です。住宅街としての静かさは残しつつ、利便性もある街並みになります。

 

 

宅地として売られている土地で「戸建て住宅が建てられない」というトラブルはまず無いと思いますが、建ぺい率・容積率は土地毎に制限がありますので、建てたいお家の広さが決まっている場合は確認が必要です。

※建ぺい率と容積率とは、どちらも「土地の広さに対して建物を建てられる割合」です。建ぺい率は建物面積(建物を真上から見た時の面積)、容積率は延床面積(1階・2階など床面積の総合計)に対してかけられる制限です。

 

 

◆電気・ガス・排水設備などのインフラを確認する

当然整っているだろう……、と考える方もいるかもしれませんが、これも土地・地域によって異なります。引込工事や設置工事には、もちろん費用がかかります。

ガスであればプロパンガスか都市ガスになります。プロパンガスであればガス会社との契約で、ガスボンベの設置になりますので引込工事は必要ありません。都市ガスの場合、地面の下にあるガス導管への接続が必要になります。ガス導管が近くにあれば良いのですが、接続できるところが離れている場合、その分工事費用は高額になります。

排水設備は下水道か浄化槽になりますが、土地によっては下水道が通っていないところがあり、その場合は浄化槽を設置しなければなりません。下水道であれば水道使用量に応じた下水道使用料がかかります。浄化槽であれば敷地内に浄化槽を設置するので、メンテナンスや清掃も個人で手配して負担する必要があります。

建築後にかかるランニングコストなども事前に確認しておきましょう。

 

 

 

希望すべてに合致する土地を見つけることは至難の業かもしれません。エリア、周辺環境、日当たり、安全性、インフラ設備など……。これから何十年と暮らしていく中で何がより重要なのかを考えることが、より良い土地と巡り合うためには大切です。

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営業企画部

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