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[ コラム ]
平屋と2階建ての選び方/大分
若い世代でも平屋建てを選択する方が増えています。今人気の平屋建てと、2階建ての住宅。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
ご自分のこれからのライフスタイルや重視したいポイント、好みなどによって、どちらが魅力的かはもちろん変わってきます。どんなお家を建てたいか想像しながら、平屋と二階建てのメリットについて考えていきましょう。
まず、平屋建ての住宅にはどのようなメリットがあるでしょうか?
以下にそのいくつかをご紹介します。
◆平屋のいいところ
1.全世代にやさしいバリアフリー:
平屋建ては基本的には階段を必要としないため、バリアフリーな構造を取り入れやすいメリットがあります。車いすや歩行補助具を使用する方でも安全にすべての部屋を移動することができます。高齢者や身体の不自由な方にとって利便性が高く、また、小さなお子様の怪我のリスクも軽減できます。間取りを工夫することで、家族の動きを見守りやすくなり、子育てにも安心感が生まれるでしょう。段差の少ないお家であれば、お掃除ロボットの掃除も行き届きやすいですね。
2.省エネの可能性:
平屋建ては生活空間が一つの階にまとまっているため、プラン次第ではリビングの冷暖房を廊下や他の部屋に送ることができます。(ドアの位置や廊下の構造など間取りや、お家の断熱性能も考慮しなければなりませんが……)。
3.メンテナンスのしやすさ:
二階建て住宅の場合、外壁の高い位置や屋根の状態を自分で確かめることは難しいですよね。二階の窓掃除も大変です。平屋建ては屋根や外壁のメンテナンスが比較的簡単です。脚立で届く部分も多く、業者に依頼する時にも、二階建て住宅に比べて足場代などが安く済むでしょう。
4.プランが豊富:
二階建ての場合、柱や壁の位置は一階・二階の間取りで相互に影響します。「一階に合わせると二階の間取りが思うようにいかない……」といった場面も出てきます。それに対して平屋建てはレイアウトの自由度が高く、部屋の配置やデザインに多くの選択肢があります。また、天井が高く感じるため、広々とした空間を演出することができるでしょう。
5.長く住み続けるお家として:
高齢化社会の進行に伴い、バリアフリーな住宅の需要が増加しています。バリアフリーを取り入れた平屋建ては変化するライフステージに対応してくれます。お子様が小さいうちはお子様に、足腰に不安がでてきたときや介護が必要になった時には親世代に寄り添うお家になります。
平屋建ての住宅はすべての世代の暮らしにやさしい選択肢と言えるかもしれません。
コンパクトな、ミニマムな暮らしを求めている方にも魅力的なお家でしょう。
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では次に、二階建て住宅のメリットも考えてみましょう。
以下にご紹介します。
◆2階建ての選び方
1.スペースの有効活用:
建物の高さを利用して、限られた土地でもたくさんの部屋やスペースを確保できます。
2.プライバシーの確保:
一階に家族全員で過ごすリビングルームや水回り、二階に寝室や個人的なスペースを配置することで、生活空間とプライベート空間を分けることができます。家族の一人ひとりが自分だけの部屋を持つことで、趣味に没頭する時間や仕事に専念する環境を確保できます。
3.景色や風の利用:
周辺の環境によっては、二階から周囲の景色や風を楽しむことができます。眺望が良い場所に住んでいる楽しさを存分に味わえるでしょう。
4.分煙や分音:
間取りによっては、階を分けることで煙や音を広がりにくくすることができます。例えばキッチンで料理をしても、廊下と階段などを挟めば二階の部屋にはにおいがあまり広がらないので、快適なプライベート空間が保たれます。
5.デザインのバリエーション:
二階建ての住宅は、建物の高さを活かしたデザインが可能です。例えばインナーバルコニーやスキップフロアなど、それぞれのライフスタイルや好みに合わせて個性的な家に仕上げることができます。
二階建ての住宅は空間の使い方を工夫することで、個人個人の快適さや楽しみを保ちつつ、機能的かつ個性的な住空間にできるなど、多くの魅力があります。
選ぶ際には、家族構成、将来の計画、ライフスタイル、予算などをよく考慮しましょう。
家族全員の安心と安全が保たれ、毎日を快適に暮らせることが最も重要です。
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